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 カーポートは、多くの面積をとりますので、エクステリアの重要なポイントになります。広く大きくして、何台もとめられるようにしたいのですが、庭が狭くなっても困ります。
多くの施主は、必要な大きさよりもカーポートのサイズを小さく考えます。ここでは、カーポートについて、考えておきましょう。ただし、建物の内部にカーポートを持つ場合のことは、除外して説明してあります。状況が許せば、建物内部にカーポートを持てば、雨に濡れずに家に出入りすることが可能で、快適です。ただ、建築面積に影響しますので、なかなかそのようにはできないことが多いです。ここでは、外部にカーポートを設ける場合ということで、ご案内します。カーポートをプランニングする際に必要なチェックポイントは次のようになります。
 
1.車の購入計画
 まず、どの大きさの車を買うか、車の形はどうかを考えます。「子供も大きくなったので、友達を乗せて大勢で旅行に行きたい」と思えば、大きな車になります。「将来、ワンボックスのワゴン車を購入して家族でキャンプ」と思うならば、高さも気にしなければなりません。カーポートに向いた出窓を作らないなど、建物とも関係します。
2.何台とめるか
知人が車で頻繁に訪ねてくる場合、プラス1台入れるようにするかどうかも、大きなポイントです。そのたびに路上駐車していては、通行人に迷惑をかけますし、近所の評判も悪くなります。かといって、たまに来る訪問者のために、庭を削っていくのもいやなものです。通常は、庭として利用し、いざという時にもう一台なんとかとめられるというような工夫をしたいところです。
3.屋根はどうする
車を良好な状態にしておくために、最も良いのは一戸建て式の駐車場です。ただ、これは場所をとりますし、予算も必要です。外に置くとなると、問題は屋根です。屋根無しでは車の傷みは激しくなります。そこで、一般にはアルミ製の屋根をつけることが多いのですが、これが外観に影響します。様々な色・デザインがありますので、慎重にえらびましょう。また、ある程度の強度を持ったものでないと、雪の時に壊れることもあります。屋根材はアクリルではなく、ポリカーボネードのものを、柱類も太い物にします。スチール製のものは、塗装が大変なので、最近はあまり使われなくなりました。
車に対する思い入れは、人によって違いますので、屋根がなくても気にしない人もいます。そんな方は無理してつける必要はないでしょう。
4.ゲートの種類
カーポートの扉は、意外に多くの種類があります。まず、開け閉めしやすいことが大切ですので、軽いアルミ製が主流になっています。
形状は、開き式、スライド式、アコーディオン式、跳ね上げ式、シャッター式と様々です。開けたときの扉の収納場所など、エクステリアのゾーンプランニングにも関係するので、初期の段階から考えておかねばなりません。
また、少し予算をかけて、車からリモコンで開閉できるものを選択するのもよいでしょう。いずれにしても、開け閉めの頻度が選択のポイントになります。
5.道路との段差
住まいのGL(基準となる地面の高さ)は、基礎を打つ前に決まります。この時点でカーポートの入り口と道路との段差も決まってくるのですが、その頃は、建物の打ち合わせが佳境に入っている時でもあり、カーポートのことは後回しにしてしまうこともよくあります。ところが、いざ外溝工事というときになって道路とカーポートの間の段差が大きな問題になることがあります。
段差が大きければ、調整しなければなりません。後でわかると、無理に調整して我慢するか、大工事をするかの二者択一になりがちです。自動車の底部が地面と接しないようにするために、どの程度の段差が許容できるのかは、状況によってまちまちで、一概には言えません。特に前面道路が斜面であったりすると複雑になります。大事なことは、着工の前段階で何度もシミュレーションをして、確認しておくことです。敷地と建物、エクステリアは一体です。すべて一緒に考えなければなりません。
6.スタイルはどうか
教習所の仮免許試験を思い出してください。まっすぐに入れるタイプと縦列駐車と呼ばれるタイプがありましたね。カーポートも、ほぼこの2つに大別されます。直角タイプは出入りしやすいのですが、前面道路が広くなければ採用できません。前面道路が広くても車の行き来が激しいと、なかなか入れるタイミングがつかみにくくなります。
縦列タイプは、慣れるまでは入れにくく、横に広く場所をとる一方、奥行きが少なくてすむため建物を大きくしやすい、狭い前面道路に対応しやすいというメリットがあります。
どちらが良いと決めつけるわけにはいきません。敷地や建物、道路と相談になります。
車を駐車しやすくする工夫のひとつに隅切り(すみきり)があります。車がカーポートから出ていくときの内輪側(出ていく方向)を三角形に削っておくことで、余裕をもたせる方法です。わずかの隅切りが快適さにつながります。忘れずにやっておきましょう。
参考までに、次に一般的なカーポートのサイズを掲示します。
 
   ◆上記は最低寸法です。ゆとりが欲しいところです。
   ◆クラウン・セドリック(4.7×1.7m)を 想定しています。
  ◆スミ切りは進行方向に向っ
    て行います。
考えることがたくさんありますが、いずれも欠かせないポイントです。この他にも気候風土にあった植栽など、その地域で固有のことがらも数多くあります。どうしてもエクステリアが地元の業者中心になるのは、このような事情からです。
 
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