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工事をはじめる前に、是非やっておきたいのがご近所へのご挨拶。
「ご迷惑をおかけします」「お互い様ですから」という言葉のやりとりが、平和な工事の進行につながります。一般には1000円程度のタオルなどを持って「向こう三件両隣」に行きます。ただし、通路が狭い場合は、工事の車が連なるとかなりの範囲に迷惑をかけますので、範囲を広げて考える場合もあります。トラブルになったとき、ご近所の方が「挨拶もなかった」と言うことがよくあります。
業者が、自社のノベルティを持ってまわることもありますが、施主も同行した方がよいでしょう。そうしないと、「窓はどのへんにつくの」などとデリケートな話になってしまうこともあります。

建て替えの際に、お隣の日当たりが悪くなってしまうことがあります。
建築基準法に日影(ひかげ)規制があります。まず、これを守ることは最低限なのですが、実はこの規制はすべての土地・住宅に適用されるわけではありません。2階建ての木造住宅を建てる場合などは、規制にかかることは、さほど多くありません。しかし、気持ちの問題は、いくら建築基準法を守っても発生します。既存の家と建て替え後の家の屋根の高さや位置などは慎重にチェックしておきます。日影規制のほかに斜線など、高さの制限もありますので、自分の住む地域でどのような規制があるのかは、チェックしておきたいものです。
通常、問題が発生するのは屋根の高さが確定する上棟直後です。そうなってからでは屋根も削れませんから、やはりお隣を刺激しない高さにするのがよいでしょう。特に、冬はただでさえ、日があたりませんから気を遣って夏に工事を行うという人もいます。
なお、2階建てを3階建てにするような場合は、根回しが必要でしょう。

建て替え時に発生しがちなトラブルが、お隣との境界線問題です。
新築のために、測量したら、公図と現状が異なっているということがあります。隣地境界の確定は、財産の問題に直結しますので、慎重に解決しておかなければなりません。例えば、杭が古くなって長い間に傾いてしまっているような場合、お隣に無断で確度を変えたり押したりしたら大変な紛争になりかねません。
できれば、建て替え計画の段階で、測量だけを先に行い、問題をクリアしておきたいものです。時間がかかる場合もありますので、着工を間近に控えて交渉するようなことになると、うまくいくものも、うまくいかなくなってしまいます。
もし、揉めてしまったら感情的にならず、第3者に入ってもらうことも考えましょう。不動産に強い建設会社だったら、この手の話の経験が豊富です。
最終的には調停という方法もありますが、これからもお隣さんですから、できるだけ穏便にすませたいものです。
なお、境界線とは関係ありませんが、盛土などもお隣を刺激する行為です。
 
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