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新居の完成と引っ越しは梅雨の時期に重なったが、幸い当日は晴天に恵まれた。邦雄のマンションには早朝から引っ越し業者が来て作業をした。昼前にマンションは邦雄と知子が結婚後2人だけで来たときと同様に空っぽになった。感慨に浸る間もなく戸締まりをする。マンションを後にするとき、隼人と、まどかは「バイバイ、ありがとう」と想い出がつまった部屋に手を振った。
午後に新居に着くと、引っ越し業者のトラックは既に到着していた。邦雄の両親もジャージ姿で臨戦態勢を整えていた。そこからは、何がなんだか分からないまま、大量の段ボールが新居に運び込まれた。段ボールには部屋別に行き先が書いてあったが、最後の方は知子も「とりあえず」を連発して混乱していた。
引っ越し業者が去った後、段ボールに囲まれながら知子と邦雄の母が買ってきた寿司をみんなで車座になって食べた。
邦雄、知子、隼人、まどか、邦雄の両親、みんな笑顔だ。
この日は邦雄一家にとって忘れられない記念日になった。(完)
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「春田家の物語り」を参考にもう一度
建て替えについて考えてみてくださいね。 |
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−春田家建て替え物語り完− |
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